【映画レビュー】打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?を見た感想。”もしも”が何度もあってガッカリした。

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8月18日に公開になった、
アニメ映画、“打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?”
を早速見てきました。

リアルタイムで原作のドラマを見ている身としては色々と思う事が多々ありました。
(ガッカリな気持ちの方が多い)

どうしても原作のドラマを見ている目線での感想になってしまうけど
色々と語っていきたいと思います。

※以下ネタバレを含みますのでご注意ください。

元々の原作は実写ドラマ

“打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?”は、元は1993年にフジテレビで
放送されたドラマ作品が原作です。

▼実写ドラマ、打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?の感想
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?アニメ映画が公開する前に見直したら凄くキュンキュンした

画像はHuluより引用

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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?作品概要

あらすじ

夏休みの登校日。中学生の典道と祐介は、なずなの前で競泳対決をすることに。
典道は、競争のさなかに水中で不思議な玉を見つける。一方祐介は競争に勝ち、なずなに花火大会に誘われる。
放課後、皆が打ち上げ花火のことで盛り上がっている中、なずなが母の再婚に悩んでいることを知る典道。
どうすることもできない自分に典道はもどかしさを感じ、ふいに玉を投げると、なぜか競泳対決の最中に戻っていた。

引用:ヤフー映画

キャスト・スタッフ紹介

総監督:新房昭之
監督 :武内宣之
原作 :岩井俊二
脚本 :大根仁

キャスト
広瀬すず
菅田将暉
宮野真守
松たか子
浅沼晋太郎

キャラクター紹介

及川なずな/広瀬すず

中学一年生。クラスのマドンナ的存在。母親の再婚など複雑な家庭環境に育つ。
どこか影があり、思わせぶりな行動で周囲を翻弄する。

引用:公式サイト

田舎町にはそぐわない、そして中学生とは思えないほど大人びていて美人である。
広瀬すずの声もハマっていたのではないのかと思う。
泣きながら典道に助けを求める場面で言ったセリフ
「典道・・くん」の言い方とか個人的に凄く好き。

なずなのセリフで「私はビッチな母親の娘」的なセリフがあり
おいおいおい、なずなこと言っちゃうの?と困惑してしまった・・・。

島田典道/菅田将暉

中学一年生。クラスメイトのなずなに密かに想いを寄せている。
が、周囲にはその気持ちを隠している。

引用:公式サイト

どうでもいいが、眉毛の感じとか目が菅田将暉にチョット似てると思った。
声優のお仕事が初めてという事で周りの方たちに比べると技量的にどうかなと思ったけど
素朴な感じが出ていてこの感じはコレで良いんじゃないのかなと感じた。


安雲祐介/宮野真守


典道となずなのクラスメイト。
幼馴染で親友である典道に、なずなに告白することを宣言する。

引用:公式サイト

映画が公開する前、予告動画で
祐介が「なずな、取られたくねぇんだろ、お前」というセリフを言っていて
それを聞いてその一言だけで、このキャラいいなと一気に引き込まれた。
言い方とか、間とか、トーンとか、すんごい好きだなと思った。
声優の宮野真守さん凄いなと感じました。

なずなの母/松たか子

恋愛に翻弄で、自らも駆け落ちした経験を持つ。
三度目の結婚を機に、一人娘のなずなを転校させようとする。

引用:公式サイト

なずなのセリフにあるように、なずな曰くビッチだとのこと。
松たか子は声優としての技量もさすがだなといった感じです。

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【映画の感想】ココが残念

“もしも”が何度も起きるのは果たしてどうだろうか

なずなが登校途中に海で、“不思議な玉”を拾います。

この作品では“もしも”がポイントになるわけですが、
なずなが拾ったこの、”不思議な玉”を投げることによって
“もしも、あのときこうだったら”とタイムリープする事ができます。

原作のドラマでは、この不思議な玉は出てこず、
典道が、もしもあの時水泳対決で勝っていたらと強く願うと
タイムリープするという展開でした。
(タイムリープはこの一度のみ)

今回のアニメ映画ではこのタイムリープの現象がなんと2回、3回と複数回出てきます。
原作のドラマ通りではつまらない、原作のドラマを超えたいという色んな事情もあって
このようなストーリー展開になってしまったのかもしれないが、
正直、ハッキリと言ってしまうが、

“もしも”がしつこい。

そんなに頻繁にもしもが起こっていたら、
もしもの感動も薄れるし、それこそもうなんでもありかよと思ってしまう。

原作のドラマは、もしもが一度しか起きないからいいのだ。

ファンタジーの要素を盛り込み過ぎてしまって、原作の良さがぶち壊しになってしまっている。
色々な事情もあるかと思うが、そのままアニメ映画化にするというのは無理だったのだろうかと悔やまれる。

デフォルメが強い描写

全体を通してキャラクターのタッチはとても良いなと感じたが
水泳対決をして勝った方が、なずなに花火に行こうと誘われるシーンがあり
その時の照れている描写のデフォルメが強くていまいちだなと感じた。

場面的には笑いどころだったのだろうが、無理に笑わせないでいいんじゃないのかな?と感じた。

ちょっとエロい描写

なずなの、かわいさとか色っぽさを表現するためになのか
ところどころ、ちょっとエロい感じの表現がある。

ワンピースの肩紐がずれていたりとか、
デコルテを強調するところとかあんまりいらないんじゃないのかなと感じた。

他にも担任の三浦先生は巨乳の設定なのだが
原作ドラマで三浦先生を演じていた麻木久仁子は貧乳であった。
無駄にエロ要素を付け足してきている。

原作ドラマは小学生の設定で今回のアニメ映画では中学生の設定なので
中学生を描くという部分でチョットしたエロさを盛り込んだのか、
ただ単にウケを狙ってなのかは分からないが、余計に感じた部分だった。

原作ドラマにあった夜のプールのシーンがない

原作ドラマでは結局駆け落ちしなかった典道となずなが
夜の小学校のプールに忍び込み水面に浮きながら語り合うシーンがあります。

この作品において絶対に外しちゃいけない場面だと思うのですが、
今回のアニメ映画ではそんな場面は一切ありません。

なんで無くした!?

夜のプールで、なずなが「次会えるの2学期だね」と言って典道に背を向けさるシーンがなんとも切なく
印象的なシーンなんですが全く描かれていなかった・・・非常に残念。

主題歌がエンドロールに1度だけ流れるパターン

CMで主題歌が良く流れているのできっと作品の中にも流れる場面があるのかなと思うと
一切主題歌が流れる場面はなく、最後のエンドロールで流れました。

このパターンよくありますね・・・。

主題歌が、最後のエンドロールにだけ流れるこのパターンが嫌いで、
なぜ、一番盛り上がる場面せっかくの主題歌を流さないのか不思議でならない。

せっかくの主題歌を使い損じていて、とても勿体無いと思う。

物語の中で1回、最後のエンドロールで1回、合計2回流せばいいんじゃないかなと思う。
物語の中で、映像と共に流れる主題歌が聞きたい!と思う人はきっと多いはず。

意味が分からないラスト

なずなと典道は不思議な玉を使い何度もタイムループを繰り返します。
そして最終的には酔っ払った花火職人のおじさんが、
典道がタイムループの時に使っていた不思議な玉を花火として打ち上げて、
タイムループが終了してします。

その打ち上がった花火により幻想的な世界が創り出されて
2人は海で泳ぎながらキスをします。

そして最後のシーンへと場面は移ります。

中学校の新学期が始まり教室で生徒の名前を1人づつ点呼する担任の三浦先生。
なずなは、転校してしまったので名前を呼ばれない。
そして、”島田典道”と名前が読み上げると、なぜか教室には典道の姿が無い。

そして、映画は終了となります・・・。

ん・・・?

なんだ、この終わり方は?
最初はただ単に典道は学校を休んだだけじゃないのかな?
なんて思ったんですが気になって他の方の感想記事を見ると

・2人はもしもの世界い行ってしまったのではないか?
・2人とも死んでしまったのではないのか?
・典道がなずなを追って引っ越したのではないか?

などと、様々な憶測が考えられるようでこのラストの真意は分かりません。

ハッキリとしない終わり方がこれまた酷評されている原因の一つになってしまっています。

【映画の感想】ココが良かった

悪いところばっかりあげてもアレなので良い点もいくつかあげます。

主題歌が素晴らしい

主題歌の、“打上花火”はとても素晴らしいと思う。
DAOKOの、ウィスパーボイスがこの曲にとてもマッチしている。
この主題歌と映像を最初見たとき、一気に心をつかまれました。

今回の主題歌、DAOKOと米津玄師が歌う”打上花火”

映像がキレイ、花火がキレイ

夏の雰囲気や匂い、そしてノスタルジーをグッと感じられるような映像はとてもきれいでした。
それと、花火の映像もとても煌びやかでキレイでした。


引用:映画.com

引用:映画.com

引用:映画.com

原作を再現していたところ

原作を見ていた人からしたら嬉しい場面が多々ありました。

主人公達の服装がほぼ同じに表現されていました。
典道の赤いTシャツとか。

賭け事の内容が、”ワンピースの最新刊”となっていましたが原作では、
“スラムダンクの最新刊”でした、少年ジャンプの歴史を感じます。

物語の終盤で、典道以外の友人達が灯台で好きな女の子を叫ぶシーンがありますが、
そこで一人の男子が「観月ありさーーー!」と叫びます。
なぜ、スラムダンクはワンピースにアップデートしたのに
観月ありさは原作のまんまなのだろうか(笑)

原作をしっているとクスっとなれる部分があります。

まとめ

原作のドラマを見ているのでどうしてもドラマと比べてしまう。
作品のポイントとなる”もしも”はやっぱり1度切りがベストなんだと感じた。

何度も、何度も、やり直せたら、この作品で一番のポイントとなる
“もしも”に対して面白味や、キャラに対する感情移入も薄れてしまう。

原作を見てしまっている人の方が間違いなく、
この作品へのガッカリした気持ちは大きいと言える。

仮に原作を見ていなかったとしたらどうだろうか?と考えたが
それにしてもやはり満足度は低いと感じた。

映像や、主題歌が良いだけに非常に残念だ。

映画を見て、僕は思った・・・。

「もしも、アニメ映画の、打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?がこんなんじゃなかったらー!」

それでは、ミッツでした!

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