地方にいる人は一度は、
上京をした方が良いのか?
コレってよく言われますよね?
じゃあ、
その疑問に果たして正解はあるのか?
栃木県に27歳まで住み20代後半という遅い時期に上京して、
東京での暮らし8年目の僕が思った意見です。
「上京してみたい」
と考えている方は参考にしてみてください。
目次
全ての人に上京した方が良いよなんて言えない
僕が思うに全ての人にとって上京が良い事だなんて言えないと思います。
じゃあ僕自身、上京して良かったのか?と改めて考えてみると
上京して良かったです。
(上京して良かった事に関してはまた別の記事で書きたいと思います)
という事は!
少なからず上京する前の僕と同じような、
- 境遇
- 状況
- 思い
がある人にとっては、
上京はしても良いことなのではないのか!
と言えると思うのです。
僕が上京する前の状況と全く違う状況の人に対して、
「上京してみたら?」
なんてことは言えないけど、
僕と似たような人には、
少なからず、少なからず!(大事なので2回言った)
上京しても良いんじゃないの?
って言えることができます。
という事で、
僕が上京する前の地元にいた時の状況や思いなどについて触れたいと思います。
地元から距離をとりたいと思っている
僕の場合はちょっと特別で25歳の頃に両親が離婚しました。
その後、
実家にて父親と2人暮らしを2年間続けていたけど
離婚の騒動で父親に対して関りを持ちたくないと思っていたので
会話は無く住んでる家が同じというだけの状態でした。
父親から離れたい、この生活は嫌だ。
と思っていたので地元を出る事にしました。
地元もしくは地元の近くで1人暮らしをしたのでは、
距離が近いと両親と会ってしまう可能性があるので
物理的に距離を取るためにも上京する事にしました。
結果、この選択は正解でした。
やっぱり物理的な距離と気持ち(心)の距離は等しいものがあり
長い事悩まされていた両親からの呪縛から解放されました。
何か地元に嫌な物、嫌な存在、がある場合は地元から
距離を置くのをおすすめします。
大きな変化を起こしたいと思っている
両親が離婚して、父親との2人暮らし生活を約2年過ごし悶々とした日々を過ごしていました。
仕事は派遣社員として働いていたが、
勤めていた会社の経営難により僕を含め派遣社員は全員クビになってしまった。
なんだか悪い事が続いていたので、
人生を良い方向に変化を起こしたいと思っていた。
そんな時コピーライターという職業に興味を持ち
東京にあるスクールに通ってみたいなと思いそこから上京を考え始めた。
経営コンサルタント・大前研一さんのとても有名な言葉があります。
「人間が変わる方法は三つしかない。
- ひとつめは時間配分を変えること、
- 二つめは住む場所を変えること、
- 三つめはつきあう人を変えることだ。
最も無意味なのが〝決意を新たにすること〟である。
決意だけでは何も変わらない」
当時はこの言葉を知らなかったけど、
変化を起こしたいと思っていた意識が、
自然と住む場所を変えるという答えを導き出したんだなと今になって思う。
地元になんの未練もない
地元の栃木にずっと住んでいたいなと思えるものが、
何も無かったというのがとても大きかった。
例えば、
- 地元で続けたい辞めたくない仕事に就いている
- 付き合っている恋人がいる
- 実家に犬がいる
- 上京に反対する親がいる
- いつも遊びたい友人がいる
などの状況がどれか1つでも当てはまれば
僕はわざわざ上京しようなんて行動に移していないです。
仕事は派遣社員をクビになり無職だったし、
付き合っている人もいなかった。
20代後半というのもあって仲の良い友達は、
結婚して気軽に遊べるような関係ではなくなっていたし。
色々なタイミングが重なり地元にいる理由も特に無いという状況だったのです。
普通の人だったら一番ネックになるであろう両親の反対は、
僕の場合両親は離婚していたので自由に上京する事を決めることができた。
まぁ、反対されたところで素直に言う事を聞かないのだが…。
なんとなくだけど東京に憧れがある
東京に何人か友達が住んでいることもあって、
たまに東京の友達に会いに東京には足を運んでいた。
そんな際に、
「東京の生活ってちょっと楽しそうだな~」
なんて思ったりしていた。
栃木の車社会に対して東京の移動は徒歩と電車のわけだが、
この、徒歩と電車で移動する生活もちょっと良いなと思っていた。
パーカー着て、帽子かぶって、リュック背負って電車で移動する。
このスタイルがなんだか妙にカッコよく感じていた。
伝わるだろうかこの感覚・・・、多分伝わらないと思うけど…。
興味のあるものが東京にある
当時興味があったコピーライターの養成講座に上京と同時に通い出しました。
栃木にいてもコピーライターの養成講座は無いし、
そういった関連の仕事もありません。
生活する場所を東京に移せば興味ある物に触れやすくなるので
上京するにあたり大きなポイントになった部分です。
貯金がそこそこあった
上京するにあたって引っ越しはとても費用がかかります。
それと、
東京に引っ越して仕事が決まるまでの間の生活費を確保しなければなりません。
僕は車を購入しようと思って貯めていたお金があり
結局車は購入することなくそれを上京する費用にあてることになりました。
上京後もしばらく仕事が決まるまでは貯金を切り崩して生活をしていました。
当たり前ですが貯金が無かったら上京はできていなかったです。
正確な金額は覚えていないけど多分150万円くらいはあったかなと思う。
車を手放せる(地元にあるものを手放せる)
地元で車を所持していて車に思い入れがある人は、
車を手放してまで地元を出ようなんて思えないと思う。
僕はおさがり的な家のボロイ車に乗っていたので
車を手放すことになんら抵抗が無かった。
当たり前だけど地元を出るということは、
地元にある物を全部捨てなくてはいけないのです。
東京に友達がいる
東京に友達がいるというのは気持ちがとても救われます。
慣れない土地に生活の拠点を移して誰も知ってる人がいないというのは
なかなか辛いものがあります。
やっぱり昔からの友人が近くにいれば、
何か困った時に相談できるなどとにかく精神的に全然違います。
まとめ:僕的に「上京してもいいんじゃない?」って言える人
僕の経験上、上京してもいいんじゃないの?って言える人は次の事が当てはまる人です。
- 地元から距離をとりたいと思っている
- 大きな変化を起こしたいと思っている
- 地元になんの未練もない
- なんとなくだけど東京に憧れがある
- 興味のあるものが東京にある。
- 貯金がそこそこある
- 車を手放せる(地元にあるものを手放せる)
- 東京に友達がいる
全ての人が上京した方が良いなんて僕は思えません。
それは、人それぞれです。
ただ今回は、
僕と同じような境遇、状況、思いがある人は、
上京を人生の中の1つの選択肢として行動に移してもいいんじゃないのかな?
と僕は思います。
ご参考になれば幸いです。