B級ホラー映画、CABIN(キャビン)の感想です。
王道のB級ホラー映画の部分もありつつ、
途中から予想もしない裏切りをしてくれるこの映画。
『あなたの想像力なんて、たかが知れている。』
というキャッチコピーが言うように、
この映画のオチを予想できる人はきっといないでしょう。
キャビンはAmazonプライムビデオで観ることができます。
※2019年4月16日時点
※映画の内容のネタバレを含みますのでご注意ください
目次
CABIN(キャビン)
あらすじ
森の別荘へとやって来たデイナ(クリステン・コノリー)や
カート(クリス・ヘムズワース)ら大学生の男女5人。彼らが身の毛もよだつような内容のつづられた古いノートを地下室で発見し、
呪文を唱えてしまったことから、 何者かが目を覚ましてしまう。一方、彼らの知らないところではその一部始終が監視され、
コントロールされていたのだった。そして、何も知らない彼らに魔の手が忍び寄り・・・。
出典:ヤフー映画
ホラー映画の王道ストーリー
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画像出典:映画ドットコム
物語のはじまりはアメリカの男女の学生たちが、
山小屋へバカンスへ向かうところからはじまります。
これぞホラー映画という感じの王道中の王道の出だし。
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アメリカの学生たちが仲間と一緒に、
「ウェ~イ♪」
っていうノリで山小屋へバカンスに出かけます。
当然カップルの男女もいたりしてちょっとしたエロ要素もあったりします。
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この後きっと死んじゃうよ~って教えてあげたい。笑
わかってはいてもこのお決まりの展開が見たいので全然これでOKなのです。
王道ホラー映画からの急激な方向転換
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画像出典:ヤフー映画
普通のホラー映画は若者たちに得体のしれない怖い存在が
襲いかかるという構図ですがこの映画はチョット違います。
得体の知れないゾンビやモンスターやらをなんと、
人間が操っているのです!
謎の組織の人間たちが!
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若者たちがバカンスで訪れた山小屋のある辺り一帯は、
この組織の管理下に置かれている場所で全て監視されていたのでした。
ゾンビの出現もさることながら気温などの調節もできちゃいます。
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わざと気温を上げて女性を暑がらせて服を脱がそうとしたりします。
それを組織の人間全員がモニターを見て楽しんでいるという(笑)
なかなか面白い設定のホラー映画です。
謎の組織の目的とは?
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この謎の組織とは一体なんなのか?
一体なにが目的なのか?
とても気になるところです。
この謎の組織の目的はなんと、
人身御供(ひとみごくう)の人材を確保することだったのです。
人身御供(ひとみごくう)
いけにえとして人身を神に供えること。
神に生贄の人間を備えないと世界が滅びてしまうとのことで、
なので必死にその生贄となる人間を確保しようとしていたのです。
ちなみにこの謎の組織は世界各地に存在していて、
驚くことに日本の支部もありました。
何で生贄を捧げないと世界が滅ぶのかは知りません(笑)
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映画のジャケットの意味が判明
若者たちは謎の組織が送り込むゾンビなどに殺されてしまいます。
結局残されたのは、デイナ(女性)とマーティー(男性)のふたりだけ。
このふたりが組織のある場所へと繋がる道を発見し組織へ侵入します。
そこでふたりはある部屋に逃げ込み押してはいけないボタンを発見します。
そのボタンは生贄となる人間を殺すために施設に収容されていた
たくさんのモンスターやゾンビやゴーストなどを開放してしまうスイッチでした。
この施設に収容されているモンスターたちは、四角い部屋に収容されています。
▼ジャケットの四角の部屋はそういうことだったのです。
画像出典:映画ドットコム
この映画のキャッチコピーの、
あなたの想像力なんて、たかが知れている。
という言葉も、なるほどなとしっくりきました。
確かにどうせ普通のB級ホラー映画なんだろうと思って観ていたら
全然違う方向に展開されていきますからね。
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組織に潜入したデイナ(女性)はモンスターを開放するボタンを押します。
デイナ「パーティーのはじまりよ!」
セリフ、決めてくるよね~(笑)
そんな状況じゃないだろと思わず笑ってしまった。
モンスターやらゾンビやら開放、そしてバッドエンドへ
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ディナが「パーティーのはじまりよ!」と言い放ち
モンスターやゾンビやゴーストを開放した後は血の海とかします。
正直、CGのクオリティは低いです…。
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その後ふたりは血の海とかした施設の地下に辿り着きます。
この地下は生贄を捧げる場所で本来ならば、
このふたりと友人らが生贄として連れて来られる予定だったわけです。
ここで組織の館長なる人物が登場して世界が滅亡しないように
ふたりを生贄にしようと殺そうとしてきます。
ですが結果、館長は死亡してマーティとディナのふたりだけが生き残るかたちに。
因みにこの女館長は普通のおばさんなんですが、
マーティ(男性)はかなり苦戦します。
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結果、生贄を捧げれなかったので人類が滅亡することが確定します。
バッドエンド確定!
ハッピーエンドにならないってところがまた良いですね。
最後にディナが、「人間は他の種に道を譲るべき」と言い残し
地下室が崩れて最後は地面から巨大な手が出てきてこの世界が終了~!となりました。
地面から
巨大な手、
巨大な手、
手で終わるんかーーい!!
まさかの巨大な手で終わるというオチでした…。
世界は崩壊・・・
巨大な手・・・
これぞB級ホラー映画といったところですね。
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CABIN(キャビン)感想まとめ
あなたの想像力なんてたかが知れている
というキャッチコピーの通り予想はできなかったです。
そういった点では楽しめました。
ホラー映画の王道の部分もありつつ途中から急激に変わる展開は、
予想を裏切ってくれて面白かったです。
B級ホラー映画好きには充分楽しめる映画でした。
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CABIN(キャビン)は、Amazonプライムビデオで観ることができます。
※2019年4月16日現在