「どこの会社に行っても同じだよ」
このセリフってよく聞きますよね。
転職を考えている人の希望をバッサリと切り捨てるとても冷たい言葉です。
でも僕はこれに対してこう言い切れます!
それは違う!
と。
最悪だった職場から転職して良い職場に巡り合えた
経験があるので僕はそう言い切れます。
会社が変われば関わる人と環境も変わるのです。
目次
自分に合う、求められる会社がある
僕は現在、派遣社員として働いていますが、
前職の最悪だった職場から転職して現在はとても良い環境で働けています。
現在の会社に転職して感じたことは、
自分に合う会社、求められる会社があるんだなと感じました。
前職の会社がたまたま自分との相性が悪かっただけで、
自分に能力がなかったと悲観することなんてないんだなと思えました。
自分と会社や職場には、合う合わないがあるのです。
今回の記事は派遣社員から派遣社員への転職でのことです。
ですので、正社員から正社員への転職を考えている方にとって、
参考になるかわかりませんが少しでも参考なればなと思います。
10カ月間の地獄の日々
以前僕は、小さな出版社に勤めていました。
ここでの業務内容は倉庫にある本の出荷作業などをしていました。
勤務していた10カ月間は僕にとって本当に毎日が苦痛で地獄の日々でした。
部署は、派遣社員は2人、アルバイトが1人、社員が1人という構成。
この社員がとんでもなく性格、人間性が悪くてとても苦しめられました。
機嫌の良い悪いの起伏が激しい
とにかく機嫌の良い悪いが激しく、それに伴って職場の空気が悪くなります。
機嫌が悪い日は「おはようございます」と、挨拶しても返すことすらしてくれません。
近距離で確実に聞こえているのにです。
そして職場には常にピリピリとした緊張感が漂います。
この職場に勤めていた時は本当に毎日が苦痛で、
仕事中ずっと緊張状態が続いてビクビクと怯えている感じでした。
作業スピードをベテランと比べられる
これは一体なんのためにやっているのだろうか?
と意味がわからないことがありました。
ある時、派遣社員で3年勤めている先輩の人と僕とで、
作業を競争させられスピードを測られたことがありました。
ちなみに僕が勤務して約半年くらいのときでした。
その作業というのは汚れてしまった本を綺麗にするという作業で、
勤務歴3年の人にスピードで勝てる訳もないのですが、
なんとか頑張って負けはしたけど少しの差という状態で終わりました。
作業をやっている最中、
「一体なんの為にやらせているのだろうか?」
「これはちょっとおかしくないか?」
と、ピーンと静かに張り詰めた重たい空気の中そんなことをずっと思っていました。
意味がわからない意地悪をされる
本を出荷をする作業がありその際、
出荷する本が書かれたリストを元に作業をするのですが、
いつもと違うリストを渡されたことがありました。
いつものリストは、
- バーコードの数字
- 本のタイトル
- 出荷する冊数
が記載されているんですが、
その時に渡されたリストには①のバーコードの欄が消されていたのです。
わざと。
倉庫には大量の本が保管されておりバーコードを頼りに探します。
バーコードの番号で本が棚ごとに分かれているので、
番号が分からないと探せなくなります。
これによって普段よりも大幅に作業時間が
かかってしまうという弊害が起きてしまいます。
なんでこんなことをするのだろうか?と思っていたら、
社員が「本のタイトルだけで見つけられるようになれ」
と言いました。
僕には、単なる意地悪にしか思えませんでした。
社員は10年以上勤めているから本のタイトルだけで
場所がわかるだろうけど勤務して半年の自分ではタイトルだけで
見つけ出すのは時間がかかります。
自分で言うのもなんですが僕なりに努力はしていました。
本の場所を覚えるために朝早く出勤してノートに本の場所の地図を書いたり、
昼休みも倉庫を何度も見渡して本の場所を覚えるということをしていました。
同期などの比較対象がいないのでなんとも言えないですが、
それなりのことはしていたし仕事はできていたと思います。
商品である本を投げてくる
本が入荷されると倉庫に本を運ぶのですが、
その際になんと商品である本を投げて渡してくるのです。
本は10冊でまとまって梱包されてるんですが、
これがけっこう重たい。
それを投げて渡されるもんだから痛くて腕に傷ができます。
でもこっちは落とさないように必死です。
落として本の角が潰れてしまったら商品として使えなくなります。
そんなことはお構いなく本を投げて渡してくるのです。
派遣会社に相談する
社員のやっていることは正しくて普通のことで、
自分の感覚がおかしいのだろうか?
と思い悩んだ末に思い切って派遣会社の担当者に相談をしてみました。
派遣会社の担当の方は僕の話を親身に聞いて相談にのってくれました。
その時は本当に救われました。
「勤め先の会社にかけあいましょうか?」
と言ってくれたけど、
伝えてしまったことでそれを社員がよく思わないで、
さらに嫌がらせが増えたり機嫌が悪くなったりするのが恐かったので、
それはしないでくださいと伝えました。
今の職場をどうこうするよりも他の職場に
転職した方が良いと思い他の職場を紹介してもらうことにしました。
その結果、現在は良い職場の環境で働くことができています。
なぜ悪い方が正義になるのか?意味がわからない
「どこの会社に行っても嫌なヤツはいる」
ってよく言いいますがこの考え方が僕には全く理解できないです。
なぜ悪い側の人間を肯定してしまうのか?
悪い人間側を正義としてそれに耐えられない側の人間を
ダメとするこの考え方が全く理解できないし、おかしいと思うのです。
嫌なヤツにやられてしまう側の人って気の小さい人だったり、
気にしすぎてしまう性格の人だったり、真面目だったり
そういう人達が多いんじゃないかと思います。
嫌なヤツ側の人間なんて人の気持ちを考える繊細さなんてものを
そもそも持ち合わせていないから気にもしないのです。
転職して良い環境で働けている
僕は働くという事に関してとても重要視していることがあります。
それは、
一緒に働く人です。
優しい人、親切な人、良い人がいる職場で働きたいのです。
でも現実的になかなか難しいことだとは思います。
僕がこれまで長く続けることができた仕事は、
そこで働く人に恵まれたときです。
人が良ければ仕事がしんどくても続けることができたのです。
今の職場ではありがたいことに良い人たちに恵まれています。
以前の職場の人間がいかにおかしな人間だったのかを痛感しました。
職場の人って普通は意地悪とかしないし、
やっぱりあの社員はおかしかったんだなと改めて思いました。
転職をするのは大変だし、不安だし、勇気がいります。
でも、
おかしな人間のいるところでそいつを相手にして、
ずっと自分を消耗するなんてバカバカしい。
自分を求めてくれる会社、自分に合った職場が必ずあります。
そういった職場に身を置くべきです。
そして、
もっと、自分を大切にするべきです!
あなたに合う会社、
あなたを必要としてくれる会社はきっとあります。
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