広島のスカイクリニックの漢方で潰瘍性大腸炎だった私の、
生活、人生が変わりました。
もう、ウンコを漏らす事に怯えなくていい。
もう、替えのパンツを持ち歩かなくていい。
潰瘍性大腸炎になってから味わった、苦しみ、辛さ、悲しさ、本当にしんどかった。
でも、これからは普通の生活ができます。
スカイクリニックの漢方に出会えて本当に良かった。
目次
広島のスカイクリニック
広島のスカイクリニックの天野先生が開発された広島漢方が有名です。
スカイクリニックには潰瘍性大腸炎の患者さんが全国から訪れるとのこと。
▼スカイクリニック
スカイクリニックの予約に関して
潰瘍性大腸炎の診察は、完全予約制で毎週火曜日の13時30分から行っています。
電話での仮予約をしてからメールで本予約をするという流れになっています。
検査キット
本予約が完了すると便の検査キットが送られてきます。
▼検査キット
▼検査キットの中身
▼便を採取する道具と入れる袋
▼トレールペーパー
便を採取しやすくするためのトイレの中に敷く紙です。
▼広げるとこのようになります。
▼水が多いトイレの場合
トイレットペーパーを敷き詰めてその上にトレールペーパーをのせます。
▼水が少ないトイレの場合
トイレットペーパーは下に敷かず、トレールペーパーのみを敷きます。
▼実際に敷いた様子
使ってみて分かったのは水が少ないトイレでも、
トレールペーパーの下にはトイレットペーパーを敷いた方が良いです。
トレールペーパーだけだと便の重みで底に沈んでしまいます。
※診察当日は採取した便を忘れずに持っていきましょう。
診察の流れ
診察は13時30分から開始になります。
私が診察を受けた日は私を含めて10名ほどの患者さんがいました。
当日の診察は6つのことを行います。
- 胸部レントゲン
- 骨密度検査
- 血液検査
- プロジェクターでの説明
- 天野先生によるガイダンス
- 個別での診察(希望者のみ)
①胸部レントゲンと③血液検査は普通の検査です。
②骨密度検査はステロイドの薬を服用していると骨が弱くなるのでそれを計るため。
④プロジェクターでの説明は漢方の飲み方や、
今後定期的に医師にメールで送ることになる経過報告書についての説明がされました。
(※経過報告書の説明はこの後します)
⑤天野先生によるガイダンスはこの病気の事や、漢方のこと、副作用のことなどの説明がされました。
経過報告書について
④プロジェクターでの説明でされた経過報告書について説明します。
経過報告書はExcelの雛型に体調を記録していくのですが、
スカイクリニックにメールをして入手します。
入力する項目は、
- 便の回数
- 便の状態
- 体温
- 体重
- 飲んだ薬の量
- 飲んだ薬
- 血液検査の結果
- 便潜血検査の結果
雛型に項目を入力したら最初は1週間に1度医師にメールをします。
(メールは2~3日で返信が来ます)
初めの内は週1回ですが症状の経過をみてその後は1ヶ月おき、数カ月おきと、
やり取りをする頻度は少なくなっていくそうです。
経過報告書を見て薬の量を増やすなど医師から指示がされます。
経過報告書のやり取りはスマホやFAXでも大丈夫だということですが、
パソコンとExcelが会った方が便利かと思います。
メールでのやり取りには少し不安があったのですが、
質問したことに対してきちんと返信してもらえました。
天野先生のガイダンス
天野先生のガイダンスでは潰瘍性大腸炎のことや漢方の事について色々と説明がありました。
ガイダンスの冒頭で先生は、
「世界中の全ての医者がこの病気について分からない」
という事を仰っていた事には驚きとショックを受けました…。
だから難病なんだよなという事を再認識しました。
それと、スカイクリニックで出される漢方に入っている何の成分が、
潰瘍性大腸炎に効果があるのかについて天野先生は分からないとも仰っていました。
「ん!?分からないってどういうこと!?」
と思いましたが先生はそう仰っていましたね…。
他にもガイダンスではこのようなことが言われました。
- 食事制限は特にしなくても良い
- この漢方は100%漢方ではないので将来的には薬という形で世に出る
- 女性は妊娠時は漢方の服用を中止すること
- 男性の精子に悪い影響は無い
- 症状が無くなってもそれは治療の入り口に立ったに過ぎない
- 漢方を2年間服用し2年後に内視鏡検査をして以上がなければ止めて良い
- 1ヶ月で80%の人に効果がある、15%の人が数ヶ月かけて徐々に効果がある、残りの5%は効果が無い
漢方を服用していて辛い物を食べて病気の症状が出たのならそれは治っていないのだと。
治っているのか、いないのかの判別をする為にも食事の制限はしなくて良いとの事でした。
副作用について
副作用の症状が出る人、出ない人がいて症状は主に以下のようなものあるそうです。
- 頭痛
- 腹痛
- 肝機能障害
- 腸重積症
- 肺高血圧症
④腸重積症に関しては500人に1人の割合で出るそうで、
一般的に子供の病気なので大人はまずかからないそうです。
症状としては盲腸と同じ症状で右の下腹部が痛くなる。
4カ月以内に盲腸と診断されたら腸重積症と思った方が良いとのこと。
⑤肺高血圧症に関しても500人に1人の割合で出るそうです。
症状がはっきりとしなくかなり進行しないと分からず症状は息切れを起こす。
個別での診察
全体でのガイダンス後、希望すれば個別で診察を受けれるので受ける事にしました。
そこで私が唯一行っている治療の、はり灸について聞いてみたところ、
先生の答えは、
「はり灸は、効かない」
との答えでした。
合わせて読みたい【潰瘍性大腸炎】試したけど効果が無かった治療まとめ、①薬(リアルダ)②漢方薬(8種類)③針きゅう
先生は以前に、はり灸のデータを200人から取ったそうでその結果、
はり灸は効かないという結論に至ったそうです。
はり灸に約9ヶ月間通い効果を実感できないでいたところだったので
先生の意見を聞いて止める決心がつきました。
先生がデータを取ったはり灸と私が通っているはり灸の治療内容が、
全く同じかどうかの細かい部分は分かりませんが1つの意見として受け止めました。
東京在住の私は広島のスカイクリニックには通えないので
都内にある紹介状を書いてもらえる病院のリストを頂きました。
病院に通院するようになったら当分の間は約3ヶ月おきに
血液検査と便のカルプロテクチン検査をするとのこと。
初回の診察を終えて
初回の診察では、
- 錠剤の漢方薬
- 粉の漢方薬
- 錠剤カッター
- 便潜血キット
初回の診察代金は、8500円でした。
(診察、検査、漢方など全て含む)
▼初回の診察で貰う漢方など
▼錠剤の漢方は白いボトルに入ってます。
▼漢方の錠剤は青黒い色をしています。
▼初回のボトルには約300錠入っていました。
▼粉タイプの漢方
粉の漢方は医師の指示があるまでは飲まずに保管しておくとのこと。
錠剤の漢方からスタートしますが経過報告書でのやり取りで
粉タイプの漢方を飲むことを支持されます。
▼便潜血キット
便潜血キットは肉眼では分からない便の中の混じっている血を確認する際に使います。
これを使うタイミングは医師の指示があった際と、出血が確認されなくなってから3ケ月後から。
▼トレールぺーパー
便潜血キットで便を採取する際に使います。
▼錠剤カッター
錠剤の漢方を半分にする際に使います。
▼ブスコパン
腹痛や下痢の症状が出現し熱が無い場合に服用します。
▼レボフロキサシン
ブスコパンで効果が無い場合や発熱を伴う場合に服用します。
漢方の料金
広島のスカイクリニックに通院できない人は初回の診察以降、
自由診療代金を振り込んで漢方を購入するかたちになります。
- 漢方(錠剤)540錠:26000円
- 漢方(粉) 180袋:26000円
初回の診察から3週間経過した現在、
医師から錠剤の漢方を1日に3錠飲むように指示されました。
今後も1日に3錠飲むとすると540錠を1度購入すれば、
180日間(6カ月)持つので1ヶ月の漢方代は約4333円になります。
1ヶ月4300円であの辛さと苦しみから解放されると思えば安いもんだなと思えます。
漢方の効果
私の場合ですが驚くことに3日目くらいには改善が見られ、
1週間後には潰瘍性大腸炎特有の突発的な便意もほぼほぼ無くなりました。
トイレの回数は1日約8回くらいだったのが2~3回くらいになり
1週間の内、に1~2回くらい出ていた血便もなくなりました。
生活、人生が変わった
この記事を書いている現在、漢方を飲み始めてまだ1ヶ月経っていませんが、
ほぼほぼ普通の状態に戻ったといった感じです。
潰瘍性大腸炎になる前の健康だった体と比べると100%とは言えませんが、
90%~95%くらいに戻ったかなと感じています。
以前だったらウンコが漏れてしまう便意の場合でも、
ウンコではなくて“おなら”が出るといった感じです。
潰瘍性大腸炎になってからというもの何をするにもお腹の調子を気にかけての生活でした。
ウンコを漏らしたらどうしようとういう不安から出無精になっていましたが、
最近はそのストレスからも解放されて生活、人生が変わりました。
もっと早くスカイクリニックに行っていれば良かったなという後悔と、
スカイクリニックの漢方に出会えて良かったという喜びでいっぱいです。
残念ながら効果の無い人もいるようです。
合わせて読みたい:【潰瘍性大腸炎】広島スカイクリニックの漢方を1年6ヶ月飲んだ経過報告
漢方の注文について(2018/11/24加筆)
初回の診察で頂いた漢方がそろそろなくなりそうだったので、
初めて漢方を注文しました。
私のように広島のスカイクリニックに直接行けない場合は、
漢方の代金を振り込んで送ってもらうというかたちになります。
なおその場合は、自由診療となります。
(※自由診療とは健康保険が適用されない診療のことです)
漢方は2種類あり自由診療代金は、
- 錠剤 540錠:26,000円
- 粉 180袋:26,000円
となっています。
錠剤か粉かは、人それぞれ病状、体調により異なります。
体調の経過報告のメールを送り先生の指示で、
錠剤の漢方を服用するのか粉タイプの漢方を服用するのかが指示されます。
ちなみに私は粉タイプの漢方を服用してくださいと指示されたことがなく、
これまでずっと錠剤の漢方のみを服用しています。
スカイクリニックの漢方代金の振り込み先は、ゆうちょ銀行になります。
注文した漢方の内容物
2018年11月15日(木)に振り込みをして到着したのは、11月21日(水)でした。
約1週間かかったので残りの漢方が少なくなってから注文する際は注意してください。
▼宅配業者はヤマト
▼漢方が入ったボトルが2本
漢方の注文は1回で錠剤540錠なので、1つのボトルに270錠入っています。
1日に服用する量は医師の指示により異なり、
私は1日2錠飲んでいるので1回の注文540錠で270日間もちます。
▼便潜血キットが2セット
▼トレールペーパーが2枚
▼領収書
▼住所変更があったときのお願いについて
▼経過表の記入について
▼初回の診察での血液検査の結果用紙
それと、
肺高血圧症合併の副作用についての用紙が入っていましたが、
無断転載禁止とのことなので伏せさせていただきます。
漢方注文での内容物に関しては以上となります。
合わせて読みたい:【潰瘍性大腸炎】広島スカイクリニックの漢方を1年6ヶ月飲んだ経過報告