【心霊体験】廃病院に肝試しに行ったら、不気味で不可解なことが起こった話(実話)


私はこの体験をした後、軽い気持ちで心霊スポットに肝試しに行く事を止めました。

霊感など全くない私ですが、

人生で一度だけ体験した不気味で不可解な心霊体験の話です。

これは実際に起こった実話であり、嘘偽りはありません。

廃病院へ肝試しへ

今から17年前の私が19歳の頃の話です。

高校を卒業をしてから初めての夏の事でした。

この頃というのは高校も卒業し免許も取って車を乗りだしたりして
無意味に夜のドライブにいく事がとても楽しかったりする頃でした。

19歳という若さもあり、とにかく何かして遊びたいというエネルギーが有り余っている頃です。

ある時、金曜の夜に僕を含め友人達4人で、
となりの県にある廃病院に肝試しに行くことになりました。

夜に無意味にドライブして肝試しへ行く。

高校を卒業をした若者たちにとっては楽しくてなりませんでした。

これから起こる事なんて知る由もなく僕たちは軽い気持ちで、
その廃病院へと肝試しへ向かったのでした・・・。

廃病院へ

▼廃病院イメージ

時刻はおそらく深夜12時を過ぎていた頃だったかと思います。

その廃病院は道路を上に登っていった所にあり、
敷地に入る入り口の門はもちろん閉められていて辺りは草が生い茂っていました。

僕たち4人は入り口の閉まった門を飛び越えて敷地内へと侵入し病院の中へと入っていきました。

あまり記憶は定かではないのですがノリで始まった肝試しなので
懐中電灯などは人数4人に対して2個か3個くらいしかなく装備は不十分でした。

病院内は乱雑に物が散乱して散らかっており、
壁などには誰かがスプレーで書いた落書きがありました。

床には廃病院らしく医療器などの物がところどころ散乱していました。

▼廃病院イメージ

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全く怖がらない友人A

僕、友人A、友人B、友人Cの合計4人で肝試しに行ったのですが、
友人Aは全く霊の存在を信じておらず霊は絶対にいないという考えの持ち主なので
肝試しも全く怖がっていませんでした。

僕、友人B、友人Cはもちろん夜の廃病院なんてとても怖くて
廃病院に肝試しに来たことを後悔しながら恐る恐る3人くっ付きながら歩くという状態。

それに比べて友人Aは怖がる様子は全くなくズカズカと色々な部屋を探索していました。

▼廃病院イメージ

友人Aはレントゲン室に入り実際にレントゲンを撮影するように
ふざけてみたりするなどしてとにかく余裕といった感じでした。

僕らは怖がりながらも所々で写真を撮りながら病院内を散策しました。

当時はスマホなんてものは無い時代で、『写ルンです』で写真を撮りました。

実際に病院内にいた時間は30分くらいでしょうか、
友人A以外の怖がっていた3人がそろそろ帰ろうと言いだし僕らは病院を出ました。

駐めてあった車に戻り無事に帰ってきたという安堵の気持ちが溢れました。

そして僕らは何事もなく帰路につきました。

翌日、友人Aに不可解な事が起きた

肝試しの次の日、友人Aから皆に召集の連絡がいきました。

昨日のメンバー4人が集まり、友人Aがこう切り出しました。

友人A「誰がやったの?」

僕を含め他の3人は、

「ん?、何が?」

といった反応。

友人A「メールだよ、メール」

また僕を含めた3人は、

「メール?、何のこと?」

といった感じ。

友人A「このメール見てよ」

友人Aが受信メールを僕らに見せてきました。

僕らはその携帯の受信メールを見て理解ができませんでした。

その受信メールの画面には、

送信元が不明のショートメールで、
全てカタカナの文字でこんな文章が書かれていました。

 

オマエタチハナニヲシニココヘキタ?

 

 

「えっ!?なにこれ!? どういう意味!?」

3人は茫然としました。

なんで送信元が不明なの?

なんで全部カタカナなの?

なんでAにだけ送られてるの?

てか、

誰が送ってきたの?

意味が分からない事が多すぎて僕らは混乱しました。

引っかかる謎を推測

僕らは混乱する中、不可解な事を解決しようと考えました。

送信元が不明については、コレはやろうとすればできることで(多分)
霊的な事ではなくて、誰か人間がやった可能性が考えられる。

文章の全てがカタカナであることについては、
不気味な演出をしようとしてやったと考えられる。

送信元を不明にして文章を全てカタカナにする。

この2つは誰かしら人間ができる事と仮定することができる。

だがしかし、ここで最も気になる疑問が残る

そう、

誰がやったのか?

こうして犯人探しが始まったのであった・・・。

メールを送った犯人探しが始まる

まずはこの4人の中の誰かがやったのではないか?と考えました。

しかし、4人が4人とも

「やってない」

と答えました。

じゃあ誰なんだよ?って事になります。

「マジでこんな悪ふざけはやめよう」

「いたずらでやったならやったって言えよ」

「今言えば、許すし笑い話で終わるから言ってくれよ」

と、真剣なトーンでの話し合いになりました。

けれど、

誰も本当にやっていないと言うのです。

じゃあ誰がやったのか?

自分たち4人以外だとしたら僕らが昨日肝試しに行ったことを知っている他の友人となる。

じゃあ4人の内の誰かが他の友人に昨日の肝試しの事を言ったりしたのか?

昨日の今日で4人とも誰にも肝試しに行ったことを言っていないのだ。

結局、

真剣な話し合いをしてもこのメールが一体なんだったのか?
なにも謎を解決することが出来ませんでした。

数年後・・・

肝試しの不可解な出来事が起こってから数年後
この4人が久々に集まったことがありました。

そこで昔の肝試しの話になったのであの時は言い出せなかったけど、
本当は犯人自分なんだよねって今なら言えるでしょ?

と数年越しに改めて犯人探しが行われましたが、
やはり答えは数年前と同じく、

4人ともやっていないと答えました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

後にも先にも僕が今までの人生で一度だけ体験した不気味で不可解な心霊体験でした。

あのメールは一体なんだったのか?

本当に霊的なものの仕業なのか?

はたまた人の仕業なのか?

真相はわからず今も闇の中です。

そんな事もあって遊び半分で心霊スポットに肝試しに行くこともなくなりました。

皆さんも遊び半分で廃墟や心霊スポットに行くことは止めた方が良いと思います。

 

 

 

 

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