ホンダのバイクFTR223にかれこれ約5年乗っています。
5年間乗って思ったこと、感じたこと、感想などを語りたいと思います。
FTRに乗りたいとか今乗っているバイクから乗り換えようかなと
思っている人は参考にしてみてください。
バイクに詳しくない人間です。そんな素人の感想ですのでご了承くださいませ。
目次
ホンダFTR223というバイク
画像:ホンダホームページより
街中でも、ダートでも扱いやすい、スリムなボディー。
爽快なライディングを実現する、軽やかな吹け上がりの単気筒エンジン。
気軽にまたがり、思う存分アクティブに走りまわれる。
それがストリート・トラッカーFTR。
引用:ホンダホームページ
FTR223のスペックはざっとこんな感じです。
- 排気量 :223
- 重量 :128kg
- エンジン:空冷4ストロークOHC単気筒
- ギア :5速
ちなみに他のメーカーのライバル車種は、
▼ヤマハ:TW225
画像出典:バイクブロス
▼カワサキ:250TR
画像出典:バイクブロス
▼スズキ:グラストラッカ―ビックボーイ
と言ったところです。
以前にヤマハのTW200に乗っていたことがあるんですが、
FTR223の方が軽快な乗り味のような気がします。(多分)
車体の重量はそんなに変わらないので23ccの差でそう感じるのかもしれない。
(バイクに詳しくない人間の感想なので参考程度に)
FTR223のタンクの容量と燃費
タンク容量が7.2リットル、リザーブの容量は2.5リットルと容量は少ないです。
ロングツーリングがしたい人には給油の回数が多くなってしまうので
FTRのタンク容量は正直物足りないでしょう。
でも燃費はとても良く、街乗りでも30kmは超えます。
ツーリングだと35kmは走るのでいつも150kmを超えたら給油をするようにしています。
FTR223のは車体が軽くてスリム
FTRの重量は約128kgと軽めです。
現在住んでいるアパートにはバイク置き場がないけど
FTRは車体がスリムなので自転車置き場のスペースになんとか置けます。
同じ250ccクラスでも車体が大き目のバイクだったら、
自転車置き場に置けていないでしょう、FTR様様です。
スズキ、GSR250との大きさの比較
同じ250ccクラスでもスズキのGSR250と大きさを比較すると、
FTRの車体のスリムさが余計に分かると思います。
ホンダCB250Fとの比較
同じメーカーのCB250Fとの比較です。
アパートの自転車置き場にムリヤリ置いているのでかなりシビアな
位置調整が必要になりますがFTRなら車体重量も軽いので微妙な位置調整が可能です。
FTR223のシートについて
タンデムシート部分
FTRの純正シートのタンデムシート部分は盛り上がっている形状をしています。
広さもそこそこあるので2人乗りをした場合後ろの人は乗りやすいです。
シートに座るポジション
シートの後ろ部分が盛り上がっている形状なので座るポジションを
あと少し後ろにずらしたいなと思っても後ろに移動できないのが難点です。
僕の身長は177センチであと少しシートの後ろの方に座りたいけど、
シートの形状のせいで理想の位置よりも若干手前になってしまいます。
それもあって、僕の身長だと若干の窮屈さを感じるのが正直なところ。
シートのクッション性
FTRのクッションが特別悪いというわけではないかと思うけど
FTRに乗っていると1時間もしないでお尻が痛くなってしまいます。
そんな問題を解決するために以前、
シートの上に敷くゲルザブというクッションを使っていました。
レビューの評価が高く、
「これで尻が直ぐに痛くなる問題を解決できる!」
と期待したけど正直あまり効果は感じられず、
無いよりはあった方がましといった感じでしたね…。
ゲルザブではあまり効果を得られなかったので、
東京の墨田区にあるサゴウ工芸でシートのアンコ盛りをしました。
※アンコ盛りとはシートのクッションを厚くすること
▼サゴウ工芸にてシートの加工中
費用は15000円で所要時間は1時間くらい。
一度、加工途中の段階のシートで近所を試走して、
その後に仕上げの加工をするといった作業の流れでした。
自分で持っていくのを忘れないように注意してください
気になる効果なんですが期待値を高く設定してしまったのか、
お尻が全然痛くならないというほどの効果は得られませんでした。
やはりそれなりの距離を走ればお尻はどうしたって痛くなります。
でも以前よりは確かにシートに厚みが出て、
シートの前方に座りがちになってしまっていたポジションが
真ん中に修正されてお尻が痛くなるまでの時間が遅くなったことは確かですね。
個人的にはゲルザブよりも、
サゴウ工芸でのアンコ盛りの方が効果があるかと感じました。
僕は直接店に行きましたが遠方の方は、
シートをサゴウ工芸に送って加工してもらうということもできます。
FTR223の高速走行について
FTRで高速道路を走行したことは無いです。
FTRは80kmくらいの速度でも振動がとても大きく
車体の軽さもありこれ以上のスピードを出すのは怖いなと感じます。
高速道路での100kmを出し続けるような走行は不向きだと思いますね。
僕は60kmくらいの速度でゆっくり景色を眺めながら走るのが好きなので
そういう乗り方が好きな人には丁度良いバイクだと思いますね。
ツーリングについて
はっきりというとFTRは長距離のツーリングには不向きです。
東京の練馬から埼玉の秩父までの往復約170kmのツーリングによく行くんですが、
この距離を走るとけっこうクタクタになるほど疲れます。
そしてお尻がメチャクチャ痛くなります。(シートの加工をしていても)
ロングツーリングがしたい人はFTRを選ばない方がいいですよ。
FTR223の純正のブロックタイヤ
FTRはダンロップのK180というブロックタイヤを履いています。
このブロックタイヤは見た目はとてもカッコ良いけど
縦溝の道路を走る際にけっこうグラつきを起こします。
▼縦溝の道路
画像:第一カッター興行株式会社より
縦溝の道路はただでさえバイクにとって走りづらいのに
ブロックタイヤだとさらに走りづらくてとても怖いです。
それもあって現在はFTRにブロックタイヤではなく
オンロードタイプのダンロップTT100GPロードマスターを履かせています。
▼フロント
▼リヤ
▼フロント
▼リヤ
このタイヤにしてからブロックタイヤのときよりも
振動が減って走りやすくなりました。
とは言っても縦溝の道路はやっぱり走りづらくて怖いです。
すご~くゆっくり走ります。
FTR223は丈夫である
平成24年に中古で購入したこのFTRは年式は2000年で走行距離約17000kmでした。
購入から約5経過して走行距離は約34000kmでメンテに関しては
オイル交換とテールランプの電球の交換とチェーン注油をたまにやる程度。
ほぼほぼノーメンテで壊れることもなく乗れています。
(※バッテリー交換もしていない)
でも最近アイドリングが安定せず信号待ちでエンジンが
止まることが起きてしまいさすがにそろそろ
メンテナンスに出さないとマズいかなといった感じではありますね…。
自分のようなバイクに無知な人間の雑な乗り方でも、
約5年間無事に乗れているのでFTRは丈夫なバイクだなと思いますね。
年式も2000年なので17年も経過していると考えると尚更凄いなと思う。
FTR223の口コミ
FTR223ユーザーの口コミを見てみたいと思います。
良い口コミ
楽に乗れてメンテナンスもしやすいシンプルさ。
カスタムパーツも多いし中古パーツも探しやすい。
のんびりトコトコ乗りもできるし、
ちょっとアクティブに遊ぶにも足つきがよく取りまわしが楽。参照元:バイクブロス
街乗りからツーリング、峠攻め、オフロードまでこなせる最高のバイクです。
最近までTW200eに乗っていましが、取り回しやスタイルはFTRが上です。参照元:バイクブロス
どんなところを走っても30km/Lを切ったことがない燃費。スタイリング。
とても扱いやすくダートの林道も峠も安心して走れます。参照元:バイクブロス
やはり取り回しや、扱いやすさについての評価が高いですね。
悪い口コミ
排気量が223ccなので、もう少しスピードに余裕があると文句なしなのです。
参照元:バイクブロス
燃料タンクが小さいので、給油が頻繁になる点。
100?程走るとすぐにお尻が痛くなる点。
ノーマルのハンドルは、幅が広くてすり抜けしにくい点。参照元:バイクブロス
やはり高速道路などでの100km/h巡航はストレスを感じます。
燃料タンクが7Lなのに対し、残り3Lで予備タンになりますので
ツーリングなどに行くときは残量が凄く気になりますね。参照元:バイクブロス
パワー不足やタンク容量の少なさについての不満が見られますね。
FTR223というバイク
総評すると僕的には、
非力だけど可愛くて手元に置いておきたいバイクです。
一度手放そうかなと思いバイク王に査定して貰ったこともありました。
だけどやっぱり手元に置いておきたくて売るのをやめました。
バイクが気持ち良い季節にコイツに乗って走っていると、
手放さなくて本当に良かったなと思う。
長距離はキツイけど街乗りやチョット走りたいと思ったときに
フットワーク軽く乗り出せるそんなFTRというバイクが僕は大好きです。
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