弾かずにずっとホコリをかぶってるギターありませんか?
ギターに熱中した人はきっと音楽に対して、
特別な思いだったり夢見たものがあるのだろうと思う。
恥ずかしいけど僕もそんな人間の1人だ。
10年間大切にしていたエレキギター(ギブソンのSG)
をヤフオクで売った。
音楽の青春とお別れをしてしまったようでとても寂しかった…。
あなたの部屋でホコリをかぶってるギターがあるのなら、
思い切ってお別れをするのも1つの答えなのかもしれない。
僕とギター(ギブソンSG)
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初めてギターに触れたのは高校生の頃。
椎名林檎を弾きたくて友達にアコースティックギターを借りて練習した。
その後、
エレキギターが欲しくなり通販で初心者入門セットを買った。
(地元の楽器屋に行くのが怖いのと恥ずかしかったため)
関連記事:ギターの初心者入門セットは買うな!愛着の持てるギターを買うべき!
高校を卒業してから20代前半の頃には友人たちと
バンドっぽいことをするようになりスタジオに入って遊ぶようになった。
その頃にちゃんとしたギターが欲しくて、ギブソンのSGを買った。
▼ギブソンSGスタンダード
画像出典:デジマートマガジン
当時、ハードオフで約10万円で購入。
楽器屋ではないので管理がきちんとしておらず、
買った時点でネックが反りまくっていた。笑
「SGってけっこう弾きづらいんだな~」
と、ネックが反っていることにしばらくの間気づかず、
SGってこういうものなんだなと思って使っていた。
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バンドマンを夢見ていた?自分への区切り
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バンドを組んではいたけどライブハウスでライブをやることすらなかった…。
オリジナルの曲は数曲作ったけど基本的にカバーばっかりしてた。
メンバー全員が控えめでコミュ障という性格なため、
ライブ的な活動なんてすることがなかった。笑
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でも毎週のようにスタジオには入っててそれが楽しくて、
漠然といつか上手くなってライブとかやって有名になったりして…
なんてことを心のどっかで思っていたのかもしれない。
今思うと恥ずかしすぎる…。
結局バンドはやらなくなり栃木から上京する際に
なんとなくギターを持ってはきたけど弾くこともせず
ホコリをかぶっている状態になっていた。
ギターを見るとあの頃は楽しかったな~っという思いと、
バンドマンを少し夢みていた思いが浮かびなんとも言えない気持ちになる。
中途半端に音楽に夢見ていた自分に対して
区切りを付けたかったのもあってギターを手放すことにした。
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ギターをヤフオクで売った
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楽器屋で売ったらいくらになるのだろう?と思い、
東京の山野楽器ロックイン吉祥寺という楽器屋で査定をした。
その査定額は確か、1万5千円くらい。
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思ったよりも査定額が低かったのでヤフオクで売ることに。
ギターを梱包する手間と輸送中に壊れてしまう危険を避ける為に
ヤフオクでの出品は直接の手渡しにした。
ギターの落札者は外国人
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ヤフオクでギターを出品して、まあまあの満足できる値段で無事に落札された。
価格は、4万5千円。
楽器屋での査定額1万5千円よりも3万円高い値段となった。
そしてなんと、落札者は外国の方。
たしかタイ人の人だったような気がする。
その人のヤフオクのページを覗いてみると、
どうやら壺や骨董品関係を扱うプロのよう。
ギターは趣味で使うために購入するのか?
はたまた、
買い取った後にキレイにしてさらに高く売ろうとしているのか?
真相はわからないけど何でこの人が?という感じだった。
ギターの取引当日
当日、僕の家の最寄り駅で待ち合わせすることになっていたけど、
待ち合わせの時間になっても落札者の姿は見えない。
しかたなく電話をしてみる。
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その駅じゃないので今からそっちに行きます!
と、急いで落札者のいる駅へ向かいなんとか合流。
とりあえず第一印象は良い人そうなのでホットした。。
軽く挨拶を済ませてギターを見せると特に入念なチェックもせずOK的な感じの様子。
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でもまぁ、変にいちゃもんをつけられるよりかはいいかと一安心した。
持っててもジャマなのでギタースタンドをおまけとして付けてあげることに。
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ていうか、コレ見ればギター置くやつだなって想像つくだろ!
この人絶対にギターに興味ないわ…。
サヨナラ、オレの音楽の青春とギター。
新しい君のオーナーはどうやらギタースタンドすら知らない人らしい…。
こうして、
音楽の青春を共に過ごした僕のギターはおそらくギターというものに
全く興味がない外国の方に引き取られていきました。
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まとめ:ギターを売って
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悲しい気持ちや寂しい気持ちはもちろんあったけど、
音楽に対しての中途半端な憧れのような思いに区切りをつけることができた。
僕が10年間使ったギターは今は誰が持っているのかわからないけど、
僕の手元にあって弾かれないよりは誰かに弾かれた方がいい。
その方が、ギターもきっと幸せだと思う。
部屋でずっとホコリをかぶって弾いていないギターがあるなら、
次の誰かの手に渡して弾いてもらったほうがいい。
「何かを手に入れるためには何かを捨てる必要がある」
という言葉があるように、
音楽やギターに中途半端な思いがあるのなら、
区切りをつけるのもいいかもしれない。